エポキシとウレタンの樹脂盛りシール比較。UV黄変、硬さ、柔軟性、耐薬品性、屋外耐候性、ドーム形状、基材適合性、検証方法の8項目から選定条件を整理します。

直射日光や雨にさらされる用途では、完成ラベルの耐候性データがある耐光性ポリウレタン(PU)を第一候補にする。光が管理された平坦な屋内機器なら、評価済みエポキシも十分に合理的だ。最終承認は樹脂名ではなく、樹脂、インキ、基材、粘着剤、形状、貼付面を組み合わせた実部品で行う。
更新日:2026年8月4日
JASPERの認証: ISO 9001、ISO 13485、IATF 16949、ISO 14001
エポキシとウレタンの樹脂盛りシール比較で決めるべきなのは、材料の人気ではなく、使用環境と積層構成である。樹脂盛りラベル/ドーム銘板を屋外で使うなら、耐光性を明示した配合と試験記録が要る。屋内でも、硬さ、柔軟性、耐薬品性、接着性、寿命は「エポキシ」「PU」という分類名だけでは確定しない。
エポキシとウレタンの樹脂盛りシール比較:先に結論
材料ファミリーは候補を絞るための情報であり、仕様書の代わりにはならない。条件ごとの初期判断は次のとおり。
| 使用条件 | 初期候補 | 判断理由 | 承認前に必要な証拠 |
|---|---|---|---|
| 直射日光、雨、長期の外観保持 | 耐光性PU | 屋外向けPUには耐候性データを開示した製品がある。透明エポキシは配合別の裏付けが特に重要 | 樹脂の化学系、全暴露サイクル、色・ヘイズ・光沢の変化、対照試料、完成品試料 |
| 窓越しの日光 | 評価済み候補を両方試験 | 窓ガラスを通した光でも透明樹脂、インキ、印刷色は変化し得る | 窓ガラス越しを模擬したキセノンアーク試験、外観と計測値の限度 |
| 光を管理できる平坦な屋内機器 | 評価済みエポキシまたはPU | UVリスクより、工程実績や層間接着が支配的になる場合がある | 量産相当サンプル、硬化記録、外観、接着性 |
| 曲面貼付や繰返し曲げ | 低硬度・高伸びのグレード | PUにも硬質品があり、柔軟なエポキシもある | 同一スケールの硬さ、伸びまたは曲げ試験、端部浮き |
| 硬質でガラス状の触感 | 個別グレードを比較 | Shore D 80のPUドーミング材もあり、化学系だけでは硬さを決められない | ASTM D2240のスケール、押針保持時間、試験片厚さ、耐擦傷・摩耗試験 |
| 燃料、洗浄剤、油、塩水、消毒剤 | 実液試験に合格した候補 | 配合、架橋密度、濃度、温度、接触時間で応答が変わる | 液名、濃度、接触方法、時間、温度、洗浄、合否限度 |
| 安全表示 | 認定または評価済みのラベルシステム | 樹脂単体の資料では表示の耐久性を証明できない | 最終製品の要求事項、必要に応じてANSI/UL 969の適用条件 |
| ドーム高さや端部保持が厳しい | 量産形状での吐出試作 | 粘度、吐出量、輪郭、水平度、表面状態が同時に影響する | 実寸、角R、インキ、硬化条件を含むプロファイル測定 |
「UV耐性PU」という曖昧な呼び方だけの候補より、屋内条件が明確で量産履歴もある特定エポキシのほうが、調達リスクを抑えられる場合もある。PUを無条件に選ぶ根拠にはならない。
樹脂盛りラベルで樹脂が変えるもの、変えないもの
樹脂盛り(ポッティング/ドーミング)ラベルは、透明樹脂だけで成立しない。グラフィックオーバーレイと同様、複数の界面を持つ積層体である。
使用環境と取扱い
↓
[1] 透明ドーム樹脂:エポキシまたはPU
[2] 印刷インキ、クリアコート、または樹脂受容層
[3] 表面基材:PET、ポリカーボネート、塩ビ、アクリル、金属
[4] 感圧粘着剤(PSA)と剥離ライナー
[5] 機器表面:塗装、金属、ガラス、成形樹脂
樹脂は初期透明性、屈折、押込み硬さ、弾性回復、レオロジー、硬化、吸湿、耐候性に関与する。一方で、印刷色、樹脂とインキの接着、PSAと筐体の接着、端部浮き、規制適合を単独では決めない。
ASTM D3330/D3330MはPSAの剥離試験方法を定め、代表的な貼付面も使用できるが、その値が実機性能へ直接対応するとは限らない。UL SolutionsのMarking and Labeling Systems Programは、ラベル基材、インキ、コーティング/オーバーラミネート、粘着剤、貼付面、使用条件の組合せを評価する。樹脂のTDSだけで、新しい樹脂盛り構成にANSI/UL 969 Recognitionが付くわけではない。

エポキシとウレタンの初期選定に使う工程参考値
次の数値は、公開資料を使って初期スクリーニングの論点を揃えるための参考値である。JASPERの保証仕様や業界共通値ではない。量産承認では、採用する樹脂、形状、基材、暴露条件、試験方法に合わせて評価する。
| 仕様項目 | 工程参考値 | 根拠 | 量産仕様で確認する項目 |
|---|---|---|---|
| 屋外向け化学系 | 2液型の耐光性脂肪族PU | Covestroは、耐光性の脂肪族系と黄変しやすい芳香族系を区別 | 製品名、化学系の宣言、供給元、資料改訂 |
| ドーム中央高さ | 公称1.8 mm、検討範囲1.5~2.0 mm | Lustre-Calが自社構成で1.5~2.0 mmを公開 | 図面公称値、公差、端部形状、測定方法 |
| 硬化物硬さ | Shore A 85 | Polymark P592のShore A 80~90の中間値 | スケール、目標、公差、試験片厚さ、保持時間、前処理 |
| 混合粘度 | 約1,050 mPa·s、23°C | Electrolube UR5634の公開値 | 量産範囲、温度、スピンドル、回転速度 |
| 混合・硬化条件 | 体積比1:1、ゲル化約20分、23°Cで24時間 | Electrolube UR5634のTDS | 混合比、可使時間、ゲル化、指触乾燥、完全硬化、後硬化 |
| 破断伸び | 60%以上 | Electrolube UR5634の公開値は62.4% | 試験方法、試験片、前処理、結果、合否限度 |
| 温度範囲の参考値 | −40~+80°C | 公開コンバーター範囲の上限と整合。UR5634は形状依存の−40~+120°Cを公開 | 完成ラベルの連続使用温度と一時温度 |
| 耐候性試験の目安 | 合意したASTM G154またはASTM G155条件で1,000時間の比較暴露 | ドーミング材の公開TDSに旧ASTM G53で1,000時間超の記載 | 試験方法・サイクル、時間、対照、反復、ΔE・黄変指数・ヘイズ・光沢の限度 |
Shore AとShore Dは、ASTM D2240上の異なるスケールであり、数値を直接比較できない。また、促進耐候性試験1,000時間を屋外使用年数へ一律換算することもできない。
エポキシ樹脂盛りシールが有利になる条件
エポキシが有利なのは、特定の配合と積層構成が要求に適合するときである。「エポキシは必ず安い、硬い、扱いやすい」という一般則は置かない。
光が管理された平坦な屋内構成
直射UVが少なく、繰返し曲げもない屋内銘板では、透明エポキシが外観要件を満たせる。Meridian Adhesives / Epoxies, Etc.のDC-2550は、Shore A 75の柔軟なエポキシとして公開され、感圧ラベル、めっき金属、ガラス、樹脂への接着を供給元が説明している。ただし、量産インキと表面基材を組み合わせた承認は別途必要である。
実績のある既存工程
工程記録、承認サンプル、安定した歩留まり、用途に合ったフィールド履歴があるエポキシ積層は、材料変更より低リスクになり得る。PUへ切り替えると、混合管理、硬化、湿気感受性、粘度挙動、層間接着を再評価することになる。
交換可能で設計寿命が短い屋内表示
交換を前提とし、外観保持期間が図面で定義された屋内識別ラベルなら、エポキシで要件を満たす場合がある。比較すべき費用は樹脂単価だけでなく、不良、硬化スペース、手直し、評価工数を含む。公開資料から、エポキシとPUの普遍的な価格差は導けない。
ウレタン樹脂盛りシールが有利になる条件
外観を保つ屋外用途や、ある程度の追従性が必要な用途では、PUが有力な出発点になる。ただし、芳香族/脂肪族の区別と製品別データを確認する。
耐光性配合による屋外透明性
日射、雨、温度サイクルを受ける用途環境では、耐光性を明示した製品と完成積層の耐候性データを要求する。Covestroの技術資料では、芳香族TDI/MDI系は光と風雨で黄変・光沢低下を起こしやすく、HDI/IPDI/H12MDI系は耐光性を持つと説明されている。これは候補を絞る化学的な境界であり、ラベル寿命の予測式ではない。
曲面追従と弾性回復
公開PU製品の機械特性には大きな幅がある。Polymark P584はShore D 25~30、Opti-tec 4200はShore A 75かつ破断伸び100%、DC-2606はShore D 80である。最小曲率の実部品に採用グレードを貼り、割れ、層間剥離、浮き、永久変形を確認する。
耐候性評価の出発点となる公開データ
DC-2606はQUV装置で1,000時間超、P584はSAE J2527による試験を公開している。ただし前者のASTM G53は廃止規格であり、後者は時間と変化量を示していない。候補選定後は、現行のASTM G154、ASTM G155、ISO 4892-2、またはSAE J2527と、OEMの合否限度を組み合わせる。
UV、薬品、ドーム形状、基材適合性の判断
エポキシの黄変は暴露条件と配合で決まる
透明エポキシを日光にさらす場合、耐光設計が不十分な配合では黄変リスクが上がる。WEST SYSTEMの技術資料は、長時間の日射を受けるエポキシ塗膜についてチョーキング、黄変、最終的な劣化を説明する。UV安定性を訴求するPRO-SET Absolute Clear Epoxiesも、長期安定性を高めるためUV安定上塗りを推奨している。どちらもドーミングラベルの寿命データではないが、露出する透明エポキシに製品別証拠を求める根拠にはなる。
PUも同じで、芳香族PUは黄変し得る。「高品質PU」ではなく、耐光性または脂肪族であることを示す資料と、完成ラベルの暴露後に測定した色差、黄変指数、ヘイズ、光沢を確認する。
耐薬品性に樹脂名だけの勝者はない
ASTM D543は、試薬、濃度、温度、時間、応力状態、接触方法を定めて樹脂を評価する。希釈洗浄剤で5分拭く条件は、燃料飛沫、塩水サイクル、連続浸漬と同じではない。Huntsmanの熱硬化性樹脂選定資料も、耐薬品性が架橋密度に強く左右されると説明している。実液で膨潤、軟化、ヘイズ、色、光沢、割れ、接着性を測り、回復時間も記録する。
ドーム形状はレオロジーと輪郭の組合せで決まる
均一なレンズを保てるか、端から樹脂が流出するかは、粘度、吐出量、面積、角R、表面エネルギー、硬化時の水平度、ゲル化時間で変わる。TDSの粘度は工程入力の一つであって、ドーム高さを一意に決める式ではない。最小形状、最小角R、最長の細線、最大面積を、量産インキと量産基材で確認する。
基材適合性には湿気とインキも含まれる
DC-2606のTDSは、除湿した作業環境、乾燥した非多孔質基材、吸湿性インキ、特にグリセリン含有インキへの注意を示す。湿気は硬化中の気泡原因になり得る。P584も成分の吸湿性を記載する。これらは各製品に固有の注意事項だが、量産印刷・硬化後のインキ面で、樹脂接着と光学外観を確認する必要性を示している。
樹脂盛りラベルの不具合連鎖と検証マトリクス
見えている不具合だけで樹脂を交換すると、上流原因を残す。初期条件、界面応答、症状、診断を一続きで確認する。
| 初期条件 | 材料・界面の応答 | 見える症状 | 診断方法 |
|---|---|---|---|
| UV、熱、乾湿サイクル | 樹脂、インキ、表面フィルムの光学・表面変化 | 黄変、ヘイズ、退色、光沢低下、割れ | 完成積層の対照品と候補を同時暴露し、前後の色、黄変指数、ヘイズ、光沢を測る |
| 混合・硬化時の湿気 | 気泡、透明性不足 | 微細気泡、発泡、白濁 | 室内条件、材料調湿、開放時間、混合比、硬化履歴を記録し、異常部を断面確認 |
| 曲率に対してドームが硬すぎる | 樹脂、印刷界面、PSAへのひずみ集中 | 割れ、層間剥離、端部浮き | 老化後サンプルを最小曲率へ貼り、規定回数の曲げを行う |
| 薬品条件の想定違い | 膨潤、軟化、抽出、応力割れ | べたつき、白化、ヘイズ、形状低下 | 実際の液、濃度、温度、接触、洗浄、回復条件で再現する |
| PSAと塗装・樹脂の不適合 | 筐体との接着が弱い、または不安定 | 反り、ずれ、角浮き | 代表パネルを実洗浄し、調湿後に評価する |
| 吐出量・粘度の範囲外 | はみ出し、端部薄化、非対称、巻込み気泡 | 不均一、樹脂流出、印刷露出 | サイズ系列の中央・端部高さと吐出・硬化記録を照合する |
試験・検証計画では、暴露方法と測定特性を分けて定義する。
| 評価対象 | 方法候補 | 量産相当の試験片 | 記録と合否境界 |
|---|---|---|---|
| UV・耐候性 | ASTM G154蛍光UV、ASTM G155/ISO 4892-2キセノンアーク、必要に応じSAE J2527 | 代表筐体パネル上の完成ラベル、良品・不良対照 | ランプ/フィルター、放射照度、温度、湿潤、時間、向き、3個以上の反復、故障モード、図面限度 |
| 色差・黄変 | ASTM D2244、適用可能ならASTM E313黄変指数 | 同じ図柄、裏地、厚さ、光沢、測定形状の暴露前後試料 | 測色計、光源・視野、裏地、初期値、ΔEまたは指数変化、目視限度 |
| ヘイズ・透過率 | 平板試験片のASTM D1003と完成ドームの目視確認 | 対応する硬化樹脂板と完成ドーム | 形状、厚さ、変化量、完成外観との相関 |
| 光沢 | 形状が許せばASTM D523 | 平板の併行試料。完成ドームは別途観察 | 測定角、初期値、保持率または低下限度 |
| 硬さ・曲げ | ASTM D2240と最小曲率での曲げサイクル | 硬化樹脂板と完成ラベル | Shoreスケール、保持時間、温度、厚さ、回数、割れ・永久変形・浮きの限度 |
| 薬品接触 | 実際の飛沫、拭取り、パッチ、浸漬に合わせたASTM D543 | 完成積層と樹脂試験片 | 薬品、濃度、温度、時間、洗浄、回復、外観・接着限度 |
| PSA接着 | 代表面でのASTM D3330/D3330Mスクリーニング | 実際の塗装、金属、成形樹脂上の完成ラベル | 洗浄、貼付後時間、剥離角度・速度、調湿、破壊モード、端部浮き老化 |
| ドーム形状 | 図面で合意した校正済み光学式または接触式測定 | 最小、最大、最細、最小角Rの量産輪郭 | 中央・端部高さ、はみ出し、気泡、硬化姿勢、ロット、吐出設定 |
ASTM G151は、材料と環境に固有の相関がないまま、試験室の時間を屋外年数へ換算しないよう求めている。技術的に説明できる結論は「候補Aは条件Cで対照Bより色と接着を維持した」であり、「1,000時間はどこでも5年に相当する」ではない。
樹脂を選ぶ前に固定する設計入力と承認手順
樹脂選定に先立ち、次の条件を図面、試験計画、または承認記録に落とし込む。
- 屋内、窓越し、屋外遮蔽、屋外直射の区分
- 地域、方位、日射、温度、湿気、凍結、塩分
- 洗浄剤、燃料、油、消毒剤、工程薬品の濃度と接触パターン
- 筐体材、塗装、粗さ、表面エネルギー、洗浄工程
- 表面基材、インキ、クリアコート、PSA、図柄色、透明部
- 長さ、幅、角R、細線、ドーム高さ上限、筐体曲率
- 曲げ頻度、衝撃・押込み、使用期間、交換方針
- 色変化、黄変、ヘイズ、光沢、気泡、形状の合否限度
- 接着、表示耐久性、規制要求。ANSI/UL 969は該当時のみ適用
承認は、材料表と工程記録を固定し、量産相当ロットを試験し、結果を数値限度と比較し、承認見本と変更管理記録を保存する順で行う。樹脂、インキ、基材、PSA、印刷硬化、ドーム形状のいずれかを変えたら、認定済み積層への影響を確認する。
エポキシとウレタンの最終判断表
| 優先条件 | 選ぶ候補 |
|---|---|
| 完成積層データに基づく屋外透明性 | 耐光性PU |
| 実績のある平坦・屋内・管理光環境 | 承認済みエポキシまたはPU |
| 曲面や繰返し変位 | 低硬度/高伸びと積層曲げ試験で適合した製品 |
| 硬質感、押込み耐性 | 同一スケールの硬さと摩耗・衝撃限度を満たす製品 |
| 洗浄剤、燃料、油、塩水 | 実液プロトコルに合格した製品。樹脂ファミリーの既定値なし |
| 安全に関わる恒久表示 | 対象表面と使用条件で認定または評価された構成 |
エポキシでもPUでもない構成が適する場合
極薄であること、鋭く頻繁に折り曲げること、既存の認定ラベルシステムを維持すること、硬質コート平面オーバーレイや成形レンズが必要なほど摩耗が厳しいこと。このような条件では透明ドーム自体が適切でない。高速硬化が重要ならPolymark UVA535のようなUV硬化型ウレタンアクリレートも候補になるが、接着、硬化深さ、照射設備の安全性、耐候性を別工程として評価する。
使用環境と外観要求から樹脂盛りラベルを検討する
使用環境、筐体材料、図柄、ラベル形状、接触薬品、曲率、光学限度、規制要求を揃え、名称の分かる候補を量産相当サンプルで比較する。JASPERは、その構成レビューを行う製造候補の一社である。選定根拠はブランドではなく、図面と評価結果に置く。関連情報は技術ブログでも確認できる。
技術参考
| メーカー資料・年 | 記事での用途 | 適用境界 |
|---|---|---|
| Meridian Adhesives Group / Epoxies, Etc., DC-2550(2013) | 柔軟なエポキシの公開例 | 定量的な耐候性結果はない |
| Meridian Adhesives Group / Epoxies, Etc., DC-2606(2023) | 硬質PU、工程、旧ASTM G53暴露の公開例 | 廃止規格の時間を屋外寿命へ換算しない |
| Polymark P584(2019) | 低硬度PUとSAE J2527記載の公開例 | 試験時間と変化量は非開示 |
| Intertronics Opti-tec 4200(2022) | PUの硬さ、伸び、吸水、温度範囲の公開例 | 完成ラベルの耐候性保証ではない |
| Polymark UVA535(2021) | UV硬化型ウレタンアクリレートの第三候補 | 2液型エポキシ/PUと同じ工程ではない |
| Polymark P592(2022) | Shore A 80~90と硬化条件の公開例 | 代表値であり購買仕様ではない |
| MacDermid Alpha / Electrolube UR5634(2022) | 粘度、混合比、硬化、伸び、温度の公開例 | 透明封止材でありラベル認定値ではない |
| Covestro技術資料(2026年確認) | 芳香族系と耐光性PUの化学的境界 | 完成ドームの寿命を予測しない |
| WEST SYSTEM技術マニュアル(2015) | 日射を受けるエポキシ塗膜の変化 | ドームラベルの寿命データではない |
| PRO-SET Epoxies製品資料(2026年確認) | UV安定上塗りを推奨する透明エポキシ例 | 複合材向け資料 |
| Huntsman Corporation選定資料(2026年確認) | 架橋密度と耐薬品性の関係 | ドーミング材の対称比較ではない |
| Q-Lab Corporation技術資料(2022年更新) | 促進耐候性と屋外暴露の相関限界 | ASTM G151を補助する説明資料 |
| Lustre-Cal製品仕様(2026年確認) | 1.5~2.0 mmの自社ドーム厚さ例 | 業界共通公差ではない |
| 規格・版 | 発行元 | この記事での役割 | この規格だけでは証明できないこと |
|---|---|---|---|
| ASTM G151-26 | ASTM International | 促進耐候性試験の解釈 | 試験時間から屋外寿命への普遍的換算 |
| ASTM G154-23 | ASTM International | 蛍光UVと水分による暴露 | 特定ラベルの合格値や寿命 |
| ASTM G155-25 | ASTM International | フィルター付きキセノンアーク暴露 | OEM固有のサイクルと合否値 |
| ASTM D2240-15(2021) | ASTM International | Shore硬さのスケールと測定 | Shore AとShore Dの直接換算、曲げ性能 |
| ASTM D2244-25 | ASTM International | 色差の算出 | プロジェクトの許容ΔE |
| ASTM E313-20(2025) | ASTM International | 黄変・白色度指数 | 異なる厚さ、光沢、裏地間の無条件比較 |
| ASTM D1003-21 | ASTM International | 平板透明樹脂のヘイズと透過率 | 曲面ドームの見え方の完全な代用 |
| ASTM D523-25 | ASTM International | 非金属表面の鏡面光沢 | 測定できない曲率での完成外観 |
| ASTM D543-21 | ASTM International | 条件を定めた耐薬品評価 | 薬品名や濃度を省いた「耐薬品」の保証 |
| ASTM D3330/D3330M-04(2025) | ASTM International | PSAの剥離試験 | 実機の全接着要求への自動的な適合 |
| ISO 4892-2:2013 | International Organization for Standardization | プラスチックのキセノンアーク暴露 | 製品固有の合否値 |
| ISO 4892-3:2024 | International Organization for Standardization | 蛍光UV、熱、水によるプラスチック暴露 | 塗料・コーティングを含む全試験片への一律適用 |
| SAE J2527(2017改訂) | SAE International | 自動車外装材のキセノンアーク手順 | 試験時間や変化量がない供給元記載の合格解釈 |
| ANSI/UL 969 | UL Solutions | マーキング・ラベリングシステムの評価境界 | ドーム樹脂単体による完成構成の認定 |
| ISO 9001:2015、ISO 13485:2016、IATF 16949:2016 | ISO / IATF | 公開元が冒頭に掲げるマネジメントシステム認証の識別 | 樹脂性能、ラベル合格、最終製品認証 |
規格番号は試験方法を選ぶ入口であり、それ自体は合格証明ではない。試験片、前処理、装置条件、反復数、測定特性、合否値を図面または検証計画で結び付ける。
量産承認文書では、暴露条件をASTM G154、ASTM G155、ISO 4892-2、外観変化をASTM D2244、ASTM E313、ASTM D1003、ASTM D523、機械特性をASTM D2240、薬品接触をASTM D543、PSA接着をASTM D3330/D3330Mに対応させると、試験方法と受入判定の混同を避けやすい。
よくある質問
エポキシ樹脂盛りシールは必ず黄変しますか?
必ずではありません。黄変は配合、安定剤、光の波長と照射量、温度、湿気、厚さ、許容限度で変わります。露出する透明エポキシには製品別の耐候性データが必要ですが、光を管理した屋内用途なら、実サンプルの承認後に採用できます。
ウレタンはエポキシより必ず柔らかいですか?
必ずではありません。公開例にはShore A 75の柔軟なエポキシ、Shore D 25~30のPU、Shore D 80のPUがあります。Shoreスケール同士は直接換算できず、硬さと曲げやすさも同義ではありません。採用グレードの完成ラベルを実際の曲率で試験します。
屋外用の樹脂盛りシールにはどちらが適していますか?
外観を重視する屋外用途では、耐光性を明示した脂肪族PUと完成ラベルの耐候性データを第一候補にします。ただし芳香族PUは黄変し得ます。暴露サイクル、色差またはヘイズ、積層接着、対照品、合否限度まで確認してください。
エポキシ樹脂の黄変は何が原因ですか?
影響しやすい配合では、UVと可視光で化学構造が変化し、熱、湿気、硬化状態、安定剤、厚さが見え方を左右します。白色印刷や透明部では変化が目立ちます。樹脂名で推定せず、管理した暴露後の色差または黄変指数で診断します。
ウレタン樹脂盛りラベルを曲面に貼れますか?
製品と積層が曲率に合えば可能です。低硬度または高伸びのPUもあれば、硬質PUもあります。老化後の量産サンプルを最小曲率へ貼り、割れ、永久変形、樹脂と印刷の剥離、PSA浮き、端部回復を確認します。
PUはエポキシより耐薬品性が高いですか?
一律には決められません。配合、架橋密度、硬化、薬品、濃度、温度、接触方法、時間、応力、回復条件で結果が変わります。実際の洗浄剤、燃料、油、塩水、消毒剤を完成ラベルに接触させ、光学、寸法、表面、接着の変化を記録します。
QUV試験の何時間が屋外1年に相当しますか?
普遍的な換算値はありません。ASTM G151とQ-Labは、地域、方位、光の分光分布、放射照度、温度、湿潤、材料によって相関が変わると説明しています。促進耐候性試験は条件を明記して候補を比較し、屋外寿命との対応は関連する実暴露データで判断します。
UL 969はドーム樹脂だけに適用されますか?
いいえ。ANSI/UL 969は、定めた条件下のマーキング・ラベリングシステムを評価します。基材、印刷・インキ、コーティング、粘着剤、貼付面、温度、湿気、日光、薬品が関係します。未評価のドーム追加により、既存の認定構成が変わる場合は再確認が必要です。
図面と要求仕様の技術レビュー
図面、使用環境、年間数量をお送りください。製造前に構造と検証条件を確認します。